ラディッシュ:家庭菜園の土作り

ラディッシュの土作りと施肥

ラディッシュは、赤い色が美しい、小型の大根です。「聖護院大根」「練馬大根」など、大きな大根を家庭菜園で作って収穫する楽しみは格別ですが、大根を作るには、広い敷地面積が必要であったり、耕土が深い必要があります。その点、ラディッシュならば、プランターや鉢でも手軽に作ることができます。1年を通して栽培でき、短時間で収穫できることから、家庭菜園1年生の方には最適の野菜です。一度にたくさん栽培するのではなく、少しずつを1〜2ヶ月ごとにずらして栽培すると良いでしょう。タネまきから収穫まで、春は30日、冬でも60日くらいです。

畑の準備と施肥
★土作り
肥沃で軽い土を好みますが、土はあまり選びません。
元肥 ・ピートモス・・・5リットル
・化成肥料・・・200g
・熔成リン肥・・・50g
・苦土石灰・・・100g
元肥は、深さ30センチメートルの土とよく混ぜます。そのあと、幅1メートル、高さ20センチメートルのまき床を作ります。

★追肥 追肥は生育に合わせて行います。プランターや鉢などの容器栽培の場合は特に、1ヶ月に1回ほど、速効性の化成肥料をばらまきます。量は直径30センチメートルの鉢で化成肥料2〜3g程度が適量です。

収穫が遅れると、裂根やす入りが激しくなりますので、時期を逸しないよう注意しましょう。収穫したラディッシュは、生のままサラダでいただくのもおいしいですし、薄くスライスして甘酢漬けにするといろいろな料理に応用できます。ワカメといっしょに和風の酢の物に、あるいはポテトサラダに混ぜると彩りもきれいで、味にアクセントがつきます。是非、どうぞ!